プロテインが与える精神的苦痛とその対処法

※これはジョーク記事です。

 

みなさん、とれてますか? 

 

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タンパク質

 

 

身体を作るうえで欠かせない栄養であるタンパク質ですが、普段の食事から十分な量を取り入れるのは意外と難しいですよね。

 

 

 

しかし近年、こいつらの流行により、我々はより手軽にタンパク質を摂取できるようになりました。

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そう。プロテインです。

今や、スーパーやドラッグストアで気軽に購入することができるプロテイン

筋トレやランニングの後にはいつも飲んでいる、という方も多いことでしょう。

 

しかし私は思うのです。

 

 

 

プロテインって怖くないですか?

 

パッケージはギラギラしているし、ゴツいブロック体だし、威圧感がありますよね。

不良とはいかないまでも、少し制服を着崩した声のデカいクラスメートのようです。我々オタクの天敵ですね。

 

あと、薬っぽい見た目をしているのでたぶん非合法です。

 

実際にプロテインが怖いか怖くないか、適当な集団に調査したところ、半数が「怖い」と感じていることが判明しました。結果を下図に示します。

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調査対象:私の家族(女性2人,男性2人+2匹)



さらに言えば、プロテインに「意識の高い人やマッチョが飲むもの」というイメージを抱いている人も少なくありません。

かくいう私もその一人。

プロテインストイックなイメージに、我々はプレッシャーを感じてすぐ萎縮してしまうのです。休み時間中、教室の隅で寝たふりをしていたあの頃とまったく同じですね。

 

けれど現実は非情であり、我々をプロテインから逃がしてはくれません。

オタクにもタンパク質は必要なので(意外と知られていない)、我々はプロテインを摂取しなくては生きられないのです。

 

おそらく君は今、この事実を前に顔を青くしていることでしょう。

 

でも心配はいりません。

 

ナイーブ者である我々でも気軽にプロテインを摂取できる方法を、3パターンに分けて私が考えておきました

 

感謝してほしいですね。

 

a. 固形タイプへの対処法

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まずはこちらのバータイプのものから見ていきましょう。

ブロック体がややごついだけで普通のお菓子のように見えますね。

 

ですが騙されてはいけません

 

そうやって外見だけで判断した挙句、痛い目を見てきた君の歴史を振り返るのです。

どうせ一度や二度ではないことでしょう。

 

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ほら・・・!

包装を破いた途端、アパートの基礎のような本体が露出しました。

 

モビルスーツにでも踏まれたのかと思うくらいにミチミチに圧縮されています。

密度が高く、カチカチです。

 

例えるならそう、こいつは青春のすべてをマウンドに懸けた、坊主頭の野球部員です。

周囲が恋愛の甘酸っぱい蜜を堪能するなか、独り、土と汗を噛み締めながら一球に想いを込めてきたストイックな少年の3年間は、きっと誰よりも濃密な青春時代・・・

 

日々を無為に過ごすだけの青春を送ってきた我々(これを読んでいる君と私)には眩しすぎる造形です。

 

いかがでしょう。なんだか気分がどんよりしてきたような気がしませんか?

大丈夫。

生活がスカスカな私たちにも優しい形に変えてしまえばいいのです。

1.プロテインを粉状になるまで砕く

まずはその高尚なフォルムを完膚なきまで粉砕しましょう。

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我々のレベルへと引きずり落とすのです。

 

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はぁ・・・はぁ・・・

かってぇ・・・

 

砕いた!

先ほどまで筋骨隆々な野球部員だったプロテイン

今ではただの腐葉土と化してしまいました。

我々の勝ちですね。

 

2.バター、薄力粉、砂糖、卵等を加え、よく混ぜる

色々な材料(詳しくは忘れた)を投入して、

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滑らかな生地になるまでよくかき混ぜます。

普段、ほとんど腕力を使う機会がない私はこの時点でとても嫌になりました。

お菓子作り、言葉の響きに反して力仕事すぎる。

 

転がせ~~~~!!!

 

この調子でどんどん進めていきます。

 

3.型抜きの制作

ここで好きなキャラクターの型抜きを設計します。

私はアフロ犬とモリゾーにしました。2000年代のゆるキャラを令和に振り返ると肉体の健康(膝裏など)に良いらしいです。

 

 

そんでもって印刷じゃい!!!!!!!!!

~3時間後~

 

できた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

両者ともに朗らかな表情をしていますね。

まだSNSが最悪じゃなかった時代にしかできない表情です。

4.型抜きと加熱。

いよいよ生地からモリゾーとアフロ犬を型抜きます。

 

いいかんじじゃない?

 

いいかんじか????

なんかモリゾー正中線入ってるね。まあいいか

 

オーブンで加熱して・・・

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完成・・・?

一応クッキーにはなりましたが、ところどころボディが欠けていますね。

火事場から命からがら逃れ、崩壊していく我が家を前に立ち尽くしているかのような哀愁を感じます。

これでは少し寂しいので、彩りを加えましょう。そもそもアフロ犬のアフロはレインボーなのです。

 

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フルカラーになりました。

モリゾー郷土資料館の情景模型のようになってしまいましたが、まあいいでしょう。

 

ちなみに材料はこんなかんじです。

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いかがでしょう。

日々を何も考えずに過ごしている我々にとって優しいものに変える、という当初の目的は達成できたのではないでしょうか

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ストイックな様相から我々にプレッシャーを与えていたプロテインバーは、今や優雅に愛犬の散歩を楽しむ初老の紳士へと変身しました。

 

これなら我々(私とお前)のような軟弱者でも怯えずにタンパク質を取ることができますね。

しかし、バータイプだけでは飽きが来るというもの。

まだまだ対処法は続きます。follow me…

b. 粉末タイプへの対処法

次に粉末タイプを見ていきましょう。

プロテインと言ったらこれを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

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前回のストイックなバータイプと違い、こちらはサラサラと軽やかですね。

 

しかしその軽やかさに誤魔化されてはいけません。

視点を変えれば、その真の邪悪に君も気づくはず。

サラサラと掴みどころのないその実体は、筋肉がないために同じく掴みどころのない我々の上腕二頭筋を嘲笑っているに違いありません。

 

また、軽やかさは無責任さをも感じさせます。

こちらが歩み寄ろうと手を伸ばしても、プロテインはその指の隙間から逃げていくばかりで、少しも向き合おうとはしてくれません。

仲良しグループに入ろうとするも、自分のいない間に陰口を言われるような教室の冷めた人間関係みたいですね。

 

我々のトラウマがよみがえってくる前に、前回同様手を加えてしまいましょう。

1.材料の用意

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材料は、食パン、憎きプロテインと、どらやきマリトッツォ×2です。

 

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まずはトレーに食パンを敷き詰めます。

これが後の地殻となるので、隙間がないように注意して配置しましょう。

 

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次に、どらやきマリトッツォからマリ味噌だけを取り出します。

 

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出てきて早々にアイデンティティを奪われたどらやきマリトッツォ。

彼らが今どんな気持ちなのか、班のみんなと話し合ってみよう。

 

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取り出したマリ味噌を食パンの表面にまんべんなく塗っていきます。

これが地表との接着剤になります。

 

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粉末プロテインで地表を覆ったら・・・・・・

 

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完成です!!

 

ところでみなさん、この形に見覚えはありませんか?

聡明な君ならすぐにピンと来るはず。

 

 

 

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そう。エアーズロックですね。

オーストラリアで2番目に大きい一枚岩であり、小説『世界の中心で、愛をさけぶ』の舞台として名高い場所です。

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重ねてみれば一目瞭然。完璧な再現度です。

 

いかがでしょう。

冷めた人間関係の象徴のようだった粉末プロテインは、全ての生物を温かく見守る偉大な大地と、愛の一枚岩に姿を変えました。

粉末プロテインを溶かすたび、我々のトラウマも溶け出していた時代は既に過去。

これからはプロテインを飲むたびに大地の恵みが心を温かくすることでしょう。

 

けれど、生物がひとつも居ないままでは寂しいもの。

せっかくなので動物たちを呼びましょう。

おーーーーい!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プロテインエアーズロックの噂を聞きつけて、動物たちが来てくれました!

きっと彼らもプロテインから逃れながら、愛を探し求めていたのでしょう。

 

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表情の変化から、プロテインエアーズロックの居心地の良さが伺えます。

こわばっていた表情筋は完全に緩みきり、慈愛に満ちたまなざしを我々に向けています。

 

今回も、冷酷な粉末タイプから動物たちも大満足の大地に変身させることに成功しました。

c. 飲料タイプへの対処法

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最後は飲料タイプ。

先に挙げた2種と比べ、気軽に摂取できることから、愛飲している方も多いことでしょう。私もたまに飲んでいます。

しかし安心するには20スクロールほど早い。

このプロテインも例に漏れず、我々ナイーブ者の障壁となることがあるのです。

 

そもそもこの飲料タイプ、粉末タイプに比べお値段が割高です。

つまり、常日頃筋トレに勤しむマッチョは飲料タイプより粉末タイプを購入する人の方が多いはず

飲料タイプを購入する人は筋トレニュービーのレッテルを貼られる危険が高いのです。

 

スーパーやドラッグストアで、このタイプのプロテインを買うシチュエーションを想像してみてください。

買い物カゴにプロテイン飲料を入れた猫背な君を見て、レジのムキムキおばちゃん店員は「ククク…青二才のぼっちゃんが生意気よのう…」とほくそ笑むに違いありません。

我々はおばちゃんの嘲笑抜きではプロテイン飲料を買うことができないのです。

 

これを読んでいる君は今、きっと絶望に両膝を落としていることでしょう。

ですが心配はいりません。

店舗で直接買う以外の方法で、優しいまなざしを向けられながらプロテイン飲料をゲットするシチュエーションを考えればよいのです。

つまりこうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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弟や妹に甘々なお姉ちゃん(自作)からプロテインを手渡してもらうシチュエーションを作ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 
1.姉の素を用意する

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これから我々のお姉ちゃんとなるパーツをかき集めましょう。

発泡スチロールの生首ウィッグ洋服などが必要です。

どうしてもこれらが用意できない場合は、両親に再婚してもらってください。

 

2.姉を生成する

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集めたお姉ちゃんの素を組み合わせていきます。

いつ、どのタイミングで彼女に主体が芽生えるのか不明です。制作中は常に愛を込めて彼女に触れましょう。夜中に動き出して復讐されたら嫌なので。

 

 

 

 

 

 

~~2時間後~~

 

 

 

 

 

 

3.視野を狭める

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姉を作っている最中に自分の行動に疑問を持ったらおしまいです。

「私は午前3時に何をやってるんだ・・・?」などと思い始めたらすぐに手を出しましょう

度数は高めがおすすめです。

 

 

 

~~~さらに一時間くらい~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……

オギャー!オギャー!

 

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できました。お姉ちゃんです。

 

 

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ご覧ください。

艶めかしいブラウンヘアーと、我々弟(妹)への愛情を宿した麗しい瞳を。

このお姉ちゃんであれば、心温まる声をかけながら我々にやさしくプロテインを提供してくれるはず

 

 

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なお、遠くから見るとけっこう不気味です。
でも意思のある人間の方が不気味なので良しとしましょう。

 

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さっそく手にプロテイン飲料を持たせます。

あ、中身はすでに飲み干しました。じゃないと自重で落ちるので。

 

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ちなみに、首元にはマイクロコントローラ音感センサーが搭載されており、私の声に反応して事前に登録しておいたいくつかの音声がランダムで再生される、といった仕組みになっています。


ただ、今回使ったセンサーの調子が悪いのか、何度呼びかけても何も言ってくれないときがあるので、そのときは諦めようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

_______ある昼下がり_______

 

「はぁ…はぁ…24分…19秒……」

 

走り終えてなお上下しつづける肩には桜の花びらが一枚。

 

「ぜん…ぜん…縮まってない…!」

 

毎日5キロのランニングという新年の抱負を律儀に守っていた僕に訪れた春は、まだ少し肌寒かった。

 

肩を落としたまま玄関の扉を開けようとすると、中から物音が聞こえてきた。

 

(お姉ちゃん…帰ってたんだ…!)

 

普段は夕方帰りだが、数日に一度、早く帰ってくることがある。

 

さっきまでの失意はとうに消え、僕は意気揚々と玄関に足を踏み入れた。

 

「ただいまー」

 

僕が瞬足を脱いでいると、部屋の奥からお姉ちゃんが出迎えてくれた。

 

ランニングから帰ると、お姉ちゃんは決まって冷蔵庫から飲み物を取り出してくれるのだ。

 

そう、僕の大好きなプロテイン飲料だ。

 

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

以上、『プロテイン飲料をやさしく渡してくれるお姉ちゃん』のシチュエーションを、実際に姉のいる私がお送りいたしました。

 

 

 

記事後半からここまで、気色の悪さからくる胸のムカムカに耐えながら書いてきましたが(動画の音声も実姉のもの)、酒が追い打ちをかけたのか、どうやら限界が来たようです。

 

 

 

台所に行ってきます。

 

 

 

 

 

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おまけ

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作ったものを食べていて発見したのですが、粉末のプロテインを溶かさずに口に入れると気管に入るらしいです。私は二回むせた。

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食べるときは必ず何か液体に浸しましょう。私は牛乳と一緒に食べました。